カジノの会場では多彩な曲が使われます

法治国家である日本では、法律を守るのは当然の義務であって、違法行為をすると、やはり法律に基づいて処罰されることとなっています。賭博行為も現在の法律では禁じられています。とはいえ、競馬や競輪、競艇は公営競技であるとして、また、パチンコは遊技であるとして、事実上、認められている現実があります。ただ、海外で常識的な存在となっているカジノは、明確なギャンブル施設ですので、これは目下のところは禁止です。IR推進を掲げる政府としては、カジノ解禁によって観光産業を飛躍的に盛り立て、劇的な経済成長を図る構想を持っていますが、そのためには法整備を行わなければなりません。また、万一のトラブル発生という懸念にも対処していかなければなりません。まだまだ道のりは遠いと言えるでしょう。

現在は国内でのネットカジノ運営は、法律上、認められていません。賭博場を開くのと同じことですので、禁止されて当然です。ただし、勝負に勝っても金品との交換をしないとの前提でゲームとして楽しむのであれば、それで客を集めて有料で遊ばせても、なんら問題はありません。街の中のゲームセンターなどでは、そういった形式をとっている店は多いです。また、学園祭などのイベントで、カジノ風の部屋を作ってゲームをしてもらうというのも、賞金や賞品がなければ法律に問われることはありません。ピンクパンサーのテーマ曲やルパンで流れている曲が使われて、少しでもカジノの雰囲気に似たものを作ろうと努力しているものです。楽しくゲームをしてもらおうとの趣旨ですから、決して責められるべき性質のものではありません。

日本でのカジノ解禁を不安視する人の中には、かつてのラスベガスやマカオの印象が記憶に色濃く焼き付いているからではないでしょうか。1950年代には、ラスベガスが典型例ですが、非合法組織が深く関与していて、社会問題となっていました。その後、当局の規制強化が断行され、徐々に好ましからざる組織は徹底を余儀なくされていきました。いまでは、ギャンブルだけにとどまらず、各種のショーが行われるなど、芸能的な面でもラスベガスのカジノは有名になっています。また、東洋のマカオでは、1990年代の後半は、反社会的勢力がカジノを舞台に激しい抗争事件が頻発していましたが、昨今では、すっかり沈静化してしまっています。過去には凶悪事件も珍しくなかったのは事実ですが、昨今は紳士淑女の社交場としての側面が出てくるなど、セキュリティーの面では格段の進歩をみせています。